タコは海外では「デビルフィッシュ」と呼ばれているというのは知っている方も多いのではないでしょうか。 しかし、タコはその凄すぎる知能から「海の賢者」とも呼ばれています。 今回は、タコの知られざる知能とその能力について解説します。  

 

なぜ海の賢者なのか？

  まず、意外と知られていないのが、タコは９つも脳があるんです。 え？９つもどこに？と思うと思いますが、１つは人間と同じ様に体全体の機能を管理する脳があります。 そして、それ以外の８つは手足にあると言われています。 この脳が手足にある事で、手足のそれぞれが環境を探ったり意思決定までもするんです。 しかも、タコの脳にあるニューロンは犬に近い数があり、そのニューロンの数だけでは賢さの比較はできないですが、実際以下の様なエピソードもあったりします。 水槽で飼われているタコは、自分が水槽という小さなケースの中に入れられていることを認識しているそうです。 それを証明するかの様に水族館ではタコは脱走の常習犯だといいます。 他にもタコは鏡に映る自分の姿をちゃんと自分だと認識しているそうです。 この鏡の中の自分を認識する「鏡像自己認知能力」という能力はチンパンジーやイルカ、ゾウなどのごく一部の脊椎動物にしか確認されていない高い認知能力に値するのでタコは海の生物の中でも群を抜いて知能が高いと言えます。  

 

タコは学習能力も優れている

 

  タコは蓋のついた瓶に入っている餌を蓋を回して取り出すことができたり、瓶の中に入れても蓋をクルクルと器用に回して脱出したりします。 その他にも他のタコが上記の様な課題に挑戦している姿を観察して課題をクリアする方法を習得したという実験結果もあったりします。

 

タコの墨は単に目眩しではない

  タコの能力の一つでもある「墨」。 イカの墨は粘度が高く、自分の分身に見せる為に墨を出します。 しかし、タコは煙幕の代わりに墨を吐いて時間を稼いで逃げるのですが、実はそれだけではないんです。 タコの墨には敵の嗅覚を鈍らせる成分が入っていて追跡されにくくする効果があります。  

 

タコの吸盤は単なる触覚器官ではなく匂いを感じ取れる

  タコの手足には脳があるという話をしましたが、手足のそれぞれに脳があり環境を探ったり意思決定ができるだけではなく、なんと匂いも感じ取れるそうです。  

 

まとめ：タコは知性だけではなく海の生物の中でも能力に長けている！

 

  今回はタコがなぜ海の賢者と呼ばれているのかという、タコの知性や能力についてお話をさせていただきました。 タコは賢くて様々な能力を持ち合わせているだけではなく、食材としても栄養豊富な食材で完璧な生物だと僕は思っています。 そんな生物としても食材としても素晴らしいタコは、どんな料理にでも合う最高の食材です！ 栄養価が高い食材なので、是非普段の食事のメニューに取り入れてみてください。  

 

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